「オーキッド」2006年3月15日(水)

ウイークリー瞑想

 

 3週間前シンガポール空港から帰途につくときに教会のご夫妻が妻へと、透明な箱に入ったひと束のオーキッド(蘭の花)をくださいました。薬のリアクションから始まって一連の食べ物のリアクションからの回復を目指している妻のことを思って、シンガポールの国花になっているオーキッドを用意してくださいました。ロスアンゼルスの空港で植物検疫を経て、無事に妻のところに届けました。帰ってきた私より、オーキッドの花に感激をしていました。

 淡い紫色の花が箱から溢れるほどでてきました。言われたとおり水切りをして、妻は大きめの水鉢に入れて居間のコーヒーテーブルの上に置きました。しばし眺めてはオーキッドの美しさを母親と語り合っていまた。母親もこの冬にクリーム色のオーキッドの花を咲かせていました。昨年10月のシカゴでの長女の結婚式にも、サンフランシスコから来て花を用意してくださった方がオーキッドを使ってくださったことを思い出しました。

 シンガポールのボタニック・ガーデンのなかにオーキッド・ガーデンがあります。今回の奉仕の間2回ほどオーキッド・ガーデンのなかを散策しました。オーキッドを国花としているだけあって手入れが行き届き、様々な種類のオーキッドを咲かせています。シンガポール自体がガーデン・シティーとして、街がと言うより、国自体が公園のなかにできている感じです。その中心の市民、国民の憩いの場になっているボタニック・ガーデンのなかに、うっそうとした感じの熱帯の植樹林に寄り添うように紫、ピンク、クリーム、薄緑、黄色、白と色とりどりのオーキッドが咲いています。

 根本のところで四方に葉が伸びて、その真ん中から茎が上に伸びてきて、その茎の先端あたりに申し訳なさそうに、しかし一度見たら目をそらすことができない美しい花を咲かせています。じっと見つめて花といつまでで対面していたくなります。バラやゆりのような豪華な美しさではないのですが、しっとりと静かな佇まいを持って咲いています。一見茫漠とした植樹林にそっと寄り添って咲いています。コントラストなのですが、ハーモニーが印象的です。

 居間に添えられた白と紫の混じったオーキッドも回りの家具にぴったりと合って落ち着いた美しさを醸し出していました。訪ねてきた親戚の人もシンガポールの香りを楽しんでくださいました。10日ほどして花びらがテーブルの上に落ちてきました。最初の頃の新鮮さがなくなってきました。先週にはもう捨てようかと妻に言いました。まだ取っておきたいと言いました。

 先週末にポートランドの日本人教会のなかの聖書塾で奉仕がありました。泊めていただいたお宅の階段から下りてきたところにオーキッドが咲いていました。家のオーキッドはどうなったかと思いました。奉仕を終えて帰ってきたときに、オーキッドの花だけが平らな水鉢のなかで水に浮いていました。妻が花だけを取って水に浮かせていたのです。食卓の上にありました。今もあります。いつまでも楽しませてくれます。いつまでも心が惹きつけられます。

 その様子をいただいた方に伝えましたら次のような感想をくださいました。「水に浮かんだオーキッドの花を思い浮かべておりました。茎から離れて、水に浮かぶ様子は、何故か『リラックスした自由なイメージ』を与えられました。」

 上沼昌雄記

 

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