「秋田の教会」2010年4月12日(月)

 小高い丘の上の入り口に秋田の教会はあります。階段を上がって
すぐに台所とダイニングがあります。ルイーズのアイデアでユニー
クな配置をした生活の場です。台所の脇から6畳の畳の部屋に
通じています。階段を上がって左手にトイレ・洗面・お風呂があ
り、さらにもう一つの部屋があります。スーツケースを置いたりし
ています。階段からの右手に書斎として使っている部屋がありま
す。そこで記事を書いています。丘の上にあり、北国ですので二重
窓になっていて外からの音が遮断されていることもあって、とても
静かです。

 この部屋は北側に向いています。窓辺から礼拝堂の屋根の向こう
の東方に、まだ雪をかぶった人懐かしそうな太平山が見えます。こ
の丘を降りて畑のなかから、南側のずっと向こうに真っ白な威厳を
持った鳥海山が見えます。用事で出かけたときに車の中からルイー
ズが見つけて感動していました。先週は一人の牧師の友人が滞在し
て下さり、海を見たいのと言うので、新しくできた駅の脇の地下自
動車道をくぐって、県庁脇を通って、雄物川が日本海に出ている脇
の新屋海辺公園に入って、まだ寒い風の吹いてくる海辺を歩いてき
ました。

 湯沢の教会の方が栽培されている有機米のあきたこまちをルイー
ズが食べ、私はお店から買ってきたあきたこまちを食べています。
普段はカリフォルニア米でごまかしていますので、あきたこまちの
おいしさに参っています。それに多少のおかずかあれば十分といっ
たところです。今まで何度も滞在させていただいた石川宅で秋田の
海の幸、山の幸を味わってきて、この北国の豊かさをさらに実感し
ています。

 昨日は春休みが終わって帰ってきた3人の医学生が4
人の子供さんの教会学校をしていました。自分たちで自主的にプロ
グラムを決めてしているようです。その前日の土曜日の午後2
時から3時までは第一回目のエレミヤ書の学びをしました。ど
うしてエレミヤ書なのか聞いてみたのですが、後でわかったことで
すが、どうも石川兄はどうしてかわからないのですが、私の専門が
旧約聖書だとずっと思っていたこともあったようです。実は私に
とってエレミヤ書は全くのチャレンジなのです。大変なチャレンジ
です。ですが不思議にユダヤ教の思想家のものをこの数年読んでき
ているので、逆に学んでみたいと思っていたところなのです。

 昨日で続いて3回の説教をしたことになります。いつもは一
回限りの説教をして「さようなら」で済ませていたのですが、今回
はそうはいきません。続けて説教をしていたらだんだん隠せなくな
ります。アメリカで説教を聞く立場になって、会衆は説教者の心を
しっかりと読んでいることを知らされてきました。その立場に立た
されています。それもまた大変なチャレンジです。

 それでも不思議に、この教会が15年間無牧師で歩んできた
したたかさのようなものを感じます。月一度は近隣の牧師にお願い
して説教と聖餐式をしていただき、後は自分たちで証説教をしてき
ました。ルイーズは2年前に聞いた一人の姉妹の証は今でも覚
えていると言うほどです。牧師のその場限りのすばらしいメッセー
ジでは踊らされないしぶとさを持っています。何か聖書で出てくる
離散の民のしぶとさに通じるものがあります。どんなことがあって
も信じて進んでいく神の民のすごさです。

 昨日は礼拝の後に愛餐会を持ってくれました。15名ほどのうち10
名前後は医学関係者なのです。数名の年配の方々の短い自己紹介も
興味を注がれるものでした。したたかな信仰生活を支えるユーモア
を持ち合わせています。どんな歩をされてこられたのか何時かお聞
きしたいところです。教会の方がお産で入院されました。昨晩はご
主人が奥様の所に行かれるので、5歳の男の子のベビーシッ
ターをして今朝帰ってきました。まだ冷たい風が吹いています。桜
はまだ先のようです。

上沼昌雄記

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