「神の義と憐れみと」2017年1月19日(木)

昨年の暮れ近くにしばらくぶりに山の教会に戻ってきました。週報に知り合いの青年のことが祈祷課題になっていて、God’s justice and mercyと書かれていました。教会の会計をしている姉妹もこの青年のことを知っているので伺ったところ、飲食運転で傷害事故を起こして拘留中であると言うことでした。15年ほど前にも同じようなことを起こしてその時は3年間服役したと言うことでした。

この青年は私たちの息子とこの町の中学の時の同窓生でもあったので気になっていました。数年前から私たちの教会に来るようになって折々に話し合ってきました。どのような仕事をしているのかよく分からなかったのですが、その時点では免停状態からようやく解放されて、仕事も見つけて何とか自立しようともがいていることが分かりました。会計の姉妹も妻のルイーズも、彼がヒッチハイクをしていたので乗せて上げたことがあると互いに話していました。

昨年の夏頃にはガールフレンドに女の児が生まれたといって喜んでいました。トラックも手に入れて、これから自立して生活を築いていくものと期待をしていたところでした。そのようなときに飲食運転で事故を起こし何人かの人に怪我を負わせてしまいました。気だての良い青年なのですが弱さを抱えています。細かいことは分からないのですが、生まれてすぐに父親から捨てられて、お母さんと小さなトレーラーハウスのようなところで育ったようです。お婆さんの世話を最後までし、彼の腕の中で息を引き取ったと言うことです。それほどの優しい心を持っていますが、アルコールや薬物に手を出してしまう弱さを抱えています。

本人から牧師に書いた手紙を読んで、再生への思いも強くあることが分かり、刑の軽減の嘆願書をルイーズは公選弁護人に書きました。公聴会があると分かり郡の裁判所に出向いたのですが、時間の設定がうまく行かないでミスをしてしまいました。しかし公選弁護人と連絡が取れて、ルイーズの手紙も届いていることが分かりました。この2月7日に判決が出てくるようですが、再生のためにどこかの施設に預けられる可能性もありそうです。

ルイーズが彼に公聴会へ出向いたがミスしたことを手紙で書いたところ、本人から返事をいただきました。立ち直りたい思いがしっかりと書かれていました。与えられた女の児の父親として再生したいとはっきりと言っています。私たちも毎晩彼のために祈っています。教会も彼のために祈っています。先週の礼拝の時にはルイーズが経過報告をしました。刑期を終えて出てきたときに教会全体が彼のために応援していくものと思います。そのためにも教会はあります。

弱さを抱えていますので、そのどうにもならない闇の世界にすぽっと陥ってしまう危険があります。本人もどうすることも出来ない闇の力です。同時に本人が乗り越えなければなりません。その守りと導きがあるように祈り続けるだけです。神の憐れみを信じます。同時に、神は義の神でもあります。どのように取り扱われるのか導きを見守っています。

上沼昌雄記

Masao Uenuma, Th.D.
muenuma@earthlink.net
masaouenuma@yahoo.co.jp

広告

「「神の義と憐れみと」2017年1月19日(木)」への1件のフィードバック

  1. 青年の人生に思いを寄せています。清く生きたいと願っても、何かの力に引きずられ、飲み込まれてしまう自分。そのことを思い巡らしています。

    だけどそれで終わらない、そのことの続きがあり、自分の闇に神様が関わって、自分のありのままを見せてくださって、呻いて、叫んで、祈って、格闘をしながら、孤独ではないことを知って、安心して、やわらかい光を感じて、また、歩む。

    去年一年。正直苦しい日々でした。
    福岡の自衛隊築城基地に勤める弟が、陰湿なパワハラに苦しみました。もともと数年前に同じく東京市ヶ谷でパワハラに会いその時から始まった鬱がとても悪化しました。入院も二回しました。このままいったら命も危ういなと感じたときもありました。その件に寄り添う中で、神様と私のまた新たな関係を深めることができました。

    家族が綿密に連携し合い、同じく自衛官として全うした父の苦悩にも寄り添いました。そして、いま弟は通院しながらも、仕事に携わり、物事の判断も穏やかにできるようにゆっくりとささえられています。

    間も無く来月2月18日に、自死した母の7回忌を迎えます。

    母の死は深い悲しみではありました。が、それだけではありませんでした。心の弱さを理解できなかった父の心をそして、断絶していた私と母の関係を柔らかくそして大きく変えています。

    最近になってようやく81歳の父が私と二人になって、安心して、半泣きする時がありました。

    なんであの時俺は30分早く帰ってこれんやったんか、30分早く帰って来てたら、お母さんは死なんで済んだとばい。。そう言ってないています。。俺は7回忌過ぎたら、もうお母さんの元に
    行きたか。
    さみしすぎるばい!! そうやって涙をためています。じっと聞いています。

    私は仏壇の前の座布団が
    一番落ち着きます。

    そこで天のお父様に祈りながら、そしてお母さんに短く語りかけます。

    父はここ数年、毎晩のように大きな寝言を言い、誰かをしかりつけています。そのことが気になって、娘の愛子と近くのイオンで、母と太さの似た抱き枕をプレゼントしました。

    物をプレゼントしてもあんまり喜ばない父が、この抱き枕はほんとに喜び、
    あとでわざわざお礼を言われました。

    私が気が狂わずに、弟に寄り添い、父の思いを聞けたのは、
    天のお父様の支えがあったからだと思います。

    7回忌は穏やかに迎えられそうです。家族とともに和やかな節目になったらと思います。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中