「ミニストリーと IT(情報通信技術)」2024年3月5日(火)

 過ぎる2月の後半に、長年取り掛かってきました英語でのThe Faithfulness Projectのウエブサイトの公開を果たすことができました。時を同じくして日本での学び会にズームで参加して、ローマ書3章21-31節のテキストに沿った文字通りの理解の可能性を話すことができ、その動画が発信されました。このタイミングは計画したわけではないのですが、ウエブサイトの最終調整の遅れで、逆に時を同じくして日英両語でのコンピュータ発信を果たすことになりました。以下で観ることができます。

ウエブサイト: thefaithfulnessproject.org
日本語動画:  https://youtu.be/FLkQuZEbwrM

 今回のことを通してミニストリーと情報通信技術の関わりを思い起こすことになりました。35年前に家族でカリフォルニアに移り住み、その2年後から山の教会の宣教活動としてミニストリーを始めました。その時点でアップルの箱型のコンピュータを思い切って手に入れました。「三位一体の神」のことなどについて打ち込んで、プリントアウトして、それをバインダーで小冊子にして配布する作業を、ミニストリーの一環として始めました。

 今回の英語のプロジェクトを計画、実行することになった義樹が、高校を卒業して海軍兵学校に入った時点でEメールでの通信が可能となりました。何日もかかる日本とのやりとりが、一瞬のうちにできることに驚いたものでした。その時点でミニストリーの一環として「ウイークリー瞑想」を書いて日本の皆様に送ることができることが分かり実行しました。それは今に至るまで続いていて、ミニストリーの大切な働きとなっています。

 それでも情報通信技術の進展にはついて行くのが出来ず、自分のできる範囲でのことで留まっていました。ただ子供たちが最新技術を苦にしないでこなしながら仕事についていることにただ感心をしていました。今はさらに次の世代の孫たちが難なく先端技術を駆使していることに目を丸くしてみているだけでした。

 それが今回プロジェクトが始まり、ウエッブサイトの作成と話が進み、先端技術に関わることが避けられなくなりました。専門家によるビデオ撮りも、自分達だけでのビデオ撮りもどうなるか心配しながら臨みました。ズームの勉強会での発表も恐る恐るでしたが、なんとかこなすことが出来ました。同時にこの手立てを用いてのミニストリーの進展をできるところで積極的に取りかかることが求められているのだろうと言い聞かせてもいます。

 コンピュータで新しいプログラムに取り掛かることにいつも躊躇いがあります。同時に福音の発信をこのような手立てで、しかも新しい視点で発信することが、求められているのだと、この歳になって言い聞かせているのです。

 上沼昌雄記

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